【名医の見つけ方】東京で矯正歯科を選ぶ際のポイントを解説|費用相場や保険治療も

【名医の見つけ方】東京で矯正歯科を選ぶ際のポイントを解説|費用相場や保険治療も

【名医の見つけ方】東京で矯正歯科を選ぶ際のポイントを解説|費用相場や保険治療も

歯並びや顔の形状にお悩みの方のなかには、歯列矯正を検討している方も多いはずです。しかし東京都内にはとても多くの矯正歯科があり、何を基準に歯医者を選べばよいのかわかりにくいかもしれません。そこでこの記事では、東京で矯正歯科の名医を見つけるためにチェックすべきポイントを解説します。

 

また、東京都内における歯列矯正の費用相場や、保険治療が可能かどうかといった点もわかりやすくまとめました。この記事をご覧いただければ、自分に合った矯正歯科の見つけ方から治療費の目安までがすべてわかりますよ。

 

矯正歯科とは?

歯の模型と歯ブラシを持つ歯科衛生士

矯正歯科とは、歯並びや噛み合わせの悪さを改善し、きれいな状態に整える歯科治療です。歯科治療というと「削る」「抜く」といった治療を思い浮かべがちですが、矯正歯科ではそういった治療を極力行いません。矯正装置を使用して歯や顎に圧力をかけ、少しずつ理想的な場所に移動させることが基本的な治療方針です。

東京都内には矯正歯科が多数ありますが、すべての矯正歯科が矯正専門で治療を行っているとは限りません。むしろ一般歯科のついでに歯列矯正を行っている歯科医院もあり、治療の質や仕上がりは選んだ矯正歯科によって大きく左右されます。名医を探したい場合は、まず矯正歯科専門で治療を行っている歯科医院に絞り込むことをおすすめします。

 

東京で矯正歯科を選ぶ際の6つのポイント

歯を見せて笑う女性

東京で矯正歯科を選ぶ際は、以下の6つのポイントに着目しましょう。

 

<東京で矯正歯科を選ぶ際の6つのポイント>

  1. 日本矯正歯科学会の認定
  2. 説明の明瞭さ
  3. 複数の治療法の提案
  4. 審美性への配慮
  5. 充実した設備
  6. 自宅からの通いやすさ

それぞれのポイントを順番にわかりやすく解説していきます。

 

1.日本矯正歯科学会の認定

最初に注目すべきなのは、日本矯正歯科学会の認定を受けているかどうかです。

認定医の資格を得るためには

  1. 5年以上、日本矯正歯科学会の継続会員である
  2. 5年以上の大学病院矯正科などの基本研修機関において矯正歯科臨床研修の経験が必要
  3. 矯正歯科臨床に関連する報告を原著論文として発表が必要
  4. 学会の定めた試験に合格すること。

試験では症例を10件提示することが求められ、さらに2件については口頭での試問が行われ、合格した歯科医師だけが認定医として認められるのです。以上のように、かなり厳しい者となっております。

日本矯正歯科学会の認定医として歯列矯正を行っている歯科医師は、日本全国におよそ3,000人しかいません。歯科医師の人数が全国に約10万人いる事実に鑑みると、認定医になるのがいかに難しいことであるかがわかるでしょう。

 

また、確実に認定医による治療を受けられるかどうかの確認をおすすめします。たとえば歯科医師が4人在籍しており、認定医が1人だけだった場合、認定医による治療を必ず受けられるとは限りません。認定医による治療が保障されている矯正歯科ならば、確実に名医からの治療を受けられます。

 

2.説明の明瞭さ

歯の模型と電卓とメモ

治療方針や費用などの説明が明瞭かどうかも確認するべきポイントです。歯列矯正にかかる期間は約1~2年で、その後の保定期間も含めると4~5年以上の付き合いになるケースもあります。問題なく信頼関係を築けると確信できた矯正歯科に治療を任せましょう。

これからどのような治療をどれくらいの期間にわたって行うのか、治療開始から完了までにかかる費用の目安はいくらなのか、治療によって生じるリスクはあるのかといった点を、わかりやすく説明してくれる矯正歯科の利用をおすすめします。反対に「とにかく任せてほしい」といったスタンスで煙に巻くような矯正歯科に依頼するべきではありません。

 

また、相談がしやすい雰囲気があるかどうかも確認しておきましょう。治療前にわからないことがあれば質問し、真摯に回答してくれるかどうかを確認してください。患者の目線になり、わかりやすい言葉を使って説明してくれる矯正歯科なら、治療中に不安や悩みが生じた際も気兼ねなく相談できます。

 

3.複数の治療法の提案

口の中を覗き込む歯科衛生士

歯列矯正の方法は複数あり、それぞれの治療法に異なる特徴とメリット・デメリットがあります。患者の症例によって適した治療法は異なるため、患者とコミュニケーションを取りながら最適な治療法を見つけてくれる矯正歯科を選びましょう。主な治療法の特徴をお伝えします。

 

ワイヤー矯正(表側矯正)
歯の表面に矯正装置を取り付ける治療法です。さまざまな症例に対応できることがメリットですが、口を開くと矯正装置が露出するため審美性では劣ります。

 

マウスピース矯正
透明なマウスピースを使って歯を動かす治療法です。治療中に目立ちにくいことがメリットですが、マウスピースの使用は自分で管理しなければならず、使う時間が足りなければ十分な治療結果が得られません。最近では抜歯などの難しい症例にも対応できるようになってきているようです。

 

裏側矯正(舌側矯正)
原理はワイヤー矯正と同じですが、矯正装置を歯の裏側に装着するため目立ちません。欠点は装置の違和感が強いことと費用が高額なことで、ワイヤー矯正と比べておよそ1.5倍の治療費がかかります。

 

自分の得意な治療法や、収益性の高い治療法だけをごり押しするような矯正歯科もあります。そのような不誠実な矯正歯科は利用せず、患者にとってもっとも有益な治療法を提案してくれる矯正歯科を選ぶことが大切です。

 

4.審美性への配慮

ワイヤー矯正をしている歯

歯列矯正を控えた患者にとって、とくに気になるのが審美性でしょう。「口を開けたときに矯正装置が見えるのが嫌」「人前に立つ仕事だから治療中の見栄えが悪くなるのが不安」といったお悩みを持つ方は多いはずです。そういった悩みを受け止めて、審美性への配慮をしてくれる歯科医院を選ぶことも重要なポイントです。

目立ちにくいマウスピース矯正による治療を望んでも、症例によってはワイヤー矯正でなければ治療ができないかもしれません。しかし、一般的には目立ちやすいとされるワイヤー矯正でも「審美ブラケット」の利用で審美性の高い治療を行えます。

たとえば「クリアブラケット」は、通常シルバーで作られる矯正装置を歯の色に近いプラスティックやセラミックなどの素材で作ったもので、審美性を高めながらも金属製のワイヤー治療と同様の矯正効果を見込めます。患者のニーズを満たすオプションを利用できる矯正歯科を選ぶことで、治療中にストレスを抱えることもなくなるでしょう。

 

5.充実した設備

歯列矯正を行う際は、事前の入念な検査が必須です。歯や顎の状態を正確に把握できなければ、患者にとって最適な治療方法を提案できませんし、正しい位置へ歯を動かすこともできません。設備の内容を見て、高度な治療を受けられる環境が整っているかどうかをチェックしましょう。

とくに口腔内を3Dで可視化できる「歯科用CT」は、これまで広く使われてきたレントゲンよりも正確に検査ができる設備です。従来の設備では目視できなかった部分まで拡大できる「マイクロスコープ」を導入している歯科医院なら、虫歯や歯周病の検査・治療もより正確に行えます。

機器以外では、院内の雰囲気にも注目しましょう。待合室の雰囲気が落ちついていれば、治療開始までリラックスして過ごせますし、歯科医師とのコミュニケーションも取りやすくなるはずです。歯列矯正の開始後は数年にわたって矯正歯科に通い続けるため、居心地のよさの重視もポイントです。

 

6.自宅からの通いやすさ

歯医者に行く子供

先述したとおり、保定期間も含めると歯列矯正の治療期間は4~5年に及ぶことが普通です。自宅から通いにくい歯科を選んでしまうと、治療の途中で通院が面倒になるかもしれません。後々の利便性までを考慮すると、通いやすい歯科を選ぶことをおすすめします。

会社員や学生の方など、歯科に通える時間が限定されている方の場合は、土日や夜間の治療も受け付けている歯科を選ぶとよいでしょう。年中無休で診療を行っている歯科を選べば、治療中に万が一のトラブルが発生したとしてもすぐに治療を受けられるため安心です。

 

東京の矯正歯科での治療にかかる費用相場

お金と電卓

東京の矯正歯科で治療にかかる費用の目安を紹介します。

 

【矯正歯科の費用相場】

装置 費用相場
ワイヤー矯正(表側) 60万~120万円
ワイヤー矯正(裏側) 100万~150万円
マウスピース矯正 50万~120万円
マウスピース矯正(部分) 30万~70万円
小児歯科 30万~90万円
裏側矯正(ハーフリンガル) 90万~120万円
部分矯正 20万~60万円

 

使用する装置や矯正する範囲によって費用相場は大きく異なります。まずは診察を受け、自分に合った治療方法を確認したうえで、費用に関する説明を受けましょう。

 

まとめ

矯正歯科とは、矯正装置を使って歯並びや噛み合わせの改善を行う歯科のことです。東京で名医を探す際は、まず日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかどうかを確認しましょう。そのうえで説明が明瞭かどうか、充実した設備がそろっているかどうかなど、いくつかのポイントを確認してください。

目白歯科矯正歯科は、日本矯正歯科学会の認定医である院長自身がすべての患者様の治療を行っています。マウスピース矯正ブランドのトップである「マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)」の実績が豊富で、患者様の症例に応じて裏側矯正・表側矯正などの治療法にも対応可能です。ぜひ当院にお越しいただき、設備や雰囲気のよさをお確かめください。

 

監修:山澤 秀彦 (やまさわ ひでひこ)目白歯科矯正歯科/院長

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