2024/10/30
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2022/07/07
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ご自身の横顔を今よりもっと美しくしたいとお望みの方には、歯科矯正がおすすめです。歯科矯正により得られるメリットは歯並びの改善だけではありません。歯科矯正は「Eライン」を変化させることもでき、横顔の印象を大きく変えられます。
この記事では、歯科矯正によって起こる変化やメカニズムをくわしく解説します。歯科矯正で横顔が変化すると、どんな場面で自然体で過ごしやすくなるのかについても触れていくので、ぜひ参考になさってくださいね。
歯科矯正を行うことで横顔をもっときれいに改善できる可能性があります。歯科矯正は、歯のでこぼこや隙間などの問題を改善させる治療です。平面のデコボコの治療のみならず奥行きにも歯科矯正の効果が出るため、横や斜めからの見た目にも変化が生じます。
歯科矯正の種類は大きく分けて「ワイヤーによる矯正」と「マウスピースによる矯正」の2種類です。
痛みなどの問題を伴わず、日常生活に大きな影響が出ない治療法を選びたい場合、より目立ちにくいマウスピースによる矯正を選ぶとよいでしょう。特に3Dのデータを採取し、型取りが1度で済む「インビザライン」は、通常のマウスピース矯正と比較して正確かつスピーディな治療法として有効です。
ただし、後述する「出っ歯」「受け口」「口ゴボ」の症状が強い場合は、ワイヤーによる矯正や外科手術までを視野に入れなければ横顔の改善ができない可能性もあります。
しかし、適用可能な症例は医院によって異なります。インビザラインで「出っ歯」「受け口」「口ゴボ」の症状が強い場合でも治療可能な医院もあります。横顔の改善に効果のある治療を受けるためには、症例数が多く、実績が豊富な矯正歯科の利用がおすすめです。
きれいな横顔をつくるうえで重要なのは「Eライン」です。Eラインとは、鼻先と下顎を一直線に結んだラインのことで、この線上もしくは線の内側に唇が収まると、きれいな横顔に見えるとされています。
Eラインが理想的な状態かどうかは、人差し指を使うと簡単に確認できます。
まずは人差し指の付け根をアゴの先端に付けましょう。付け根はアゴにつけたまま、人差し指を立て、先端を鼻先につけます。イメージは「静かにして」「シーっ」っと子どもに伝えるときのジェスチャーをしたまま、人差し指を唇につける格好です。
その際に、唇が人差し指に軽く触れる程度であれば、日本人の美しいEラインであるでしょう。反対に、アゴと鼻先がきれいに一直線に結べないのであれば、Eラインはきれいであるとはいえません。
Eラインを乱す原因となるのが「出っ歯」「受け口」「口ゴボ」といった症状です。いずれも歯科矯正によって改善を目指せる症状なので「横顔を見られるのに抵抗がある」「歯や歯茎が気になって人前で口を開きにくい」などのお悩みを抱えている方には、歯科矯正の治療をおすすめします。
歯科矯正によって起こる以下の状態が改善されれば、横顔がきれいに変化する可能性があります。
<歯科矯正によって起こる変化>
これらの口元の乱れは、それぞれ見た目にも影響を及ぼしますが、見た目以外の問題も引き起こします。
<出っ歯・受け口・口ゴボに共通する問題>
歯列が乱れていると歯ブラシを効果的に使えず、虫歯や歯周病の原因になり得ます。また、噛み合わせが悪いことが原因で食べ物を噛みにくく、よく噛まずに飲み込んでしまう結果、胃腸に負担がかかることにも注意するべきです。
また、特に注意しなければならないのが「顎関節症」です。顎関節症の一因に「悪い噛み合わせ」があります。顎関節症が重症化すると、口が開かなくなったり、関節が痛くなったりといった重大なトラブルに発展するので、トラブルを未然に防ぐためにも歯科矯正のご利用をおすすめします。
上顎の前歯が、下顎の前歯と比べて前方向に飛び出した状態が出っ歯(上顎前突)です。出っ歯の原因は生まれつきの場合もありますが、指しゃぶりや下唇を噛む癖、口呼吸といった後天的な問題が原因になる場合もあります。
出っ歯の状態を横から見ると、上唇が大きく飛び出した形であるためEラインが崩れる原因になっています。矯正治療で上顎の前歯を後退させてシルエットを整えることにより、鼻先から下顎までをフラットな状態にさせることができ、横顔をきれいに見せやすくなります。
受け口(下顎前突)は、下顎の前歯が上顎の前歯よりも大きく前に飛び出した状態です。受け口の原因としては、幼少期からの噛み方の癖や遺伝、そして前歯の生え方などが挙げられます。受け口の状態のままでいると、下顎がずれてEラインが崩れ、理想的な横顔のラインを描けません。
受け口は、いわゆる「しゃくれ」と呼ばれる状態でもあり、横や斜めからの見た目に大きな影響を与えます。横顔のコンプレックスを生み出す原因になることも多く、歯科矯正で改善すれば、街中や人前でも自然体で過ごしやすくなるでしょう。
口ゴボ(上下顎前突)とは、横から見たときに上唇と下唇の両方が前方に飛び出している状態です。日本人を含むアジア人には口ゴボが多いとされ、見た目を気にされる方は少なくありません。鼻の高さと口の位置がほぼ同じなため、むくれたような表情に見られることもあります。
口ゴボの原因も先天性のものと後天性のものにわかれます。アジア系の人は欧米系の人と比べて遺伝的に下顎が小さく鼻が低い傾向にあり、骨格的な要因のため先天的に口ゴボの人が多いと言われています。後天的なものの代表例としては、口呼吸が原因で上下の前歯突出してしまい口ゴボになるとも考えられています。
歯科矯正によって横顔が変化すると、以下のようなシーンで周りの印象を損なうことなく、自然体で過ごしやすくなるでしょう。
<横顔の変化により自然体でいられるシーン>
それぞれの項目をわかりやすく解説します。
ビフォーアフターでとくに大きな変化が生まれるのが、口を閉じているシーンです。
多くの人が「きれいな横顔」と感じる見た目かどうかは、唇が鼻先から顎先までを一直線に引いた「Eライン」の内側に収まるかどうかによって決まります。上顎か下顎、もしくは両方が飛び出していると、唇全体を前方に押し出すため、Eラインを乱す原因になるのです。
矯正治療で歯を後ろに下げることにより、唇そのものの出っ張りを抑えられるようになります。これにより、きれいで理想的なEラインを描くことが可能です。人間は多くの時間を口を閉じた状態で過ごしますから、歯列矯正を行うことで、街中や人前でも自信を持って素顔をさらけ出せるようになるでしょう。
どうしても人前で口を開かなければならないのが食事のシーンです。とくに出っ歯や受け口は、口を開いたときに目立ちやすいため、出っ歯・受け口がコンプレックスで食事がしにくい人も多いでしょう。矯正治療により歯並びが気にならなくなり、食事を楽しみやすくなります。
矯正治療をすると食事がしにくそうで不安という方も、インビザラインで矯正治療を行えば問題ありません。インビザラインは自分自身で取り外しができるマウスピースを使った治療なので、食事中や歯磨きの際は矯正器具を外して行うことができます。インビザラインは食事を制限されることがなく、また衛生面でも優れています。
口内が露出して出っ歯や受け口が目立つことを嫌い、人前で口を開いて笑えない人も多くいます。特に出っ歯の人の場合は、唇よりも前に歯が飛び出してしまう場合が多く、横顔からでも出っ歯が目立つことが難点です。また、正面から見た場合も「ガミースマイル」と呼ばれる状態になりやすいことも出っ歯の特徴と言えます。
ガミースマイルとは、口を開くと上の歯茎が3mm以上見える状態を指します。横顔には自信があっても、ガミースマイルのせいで笑顔を見せることに抵抗を感じる方も多いでしょう。歯列矯正を行えばガミースマイルも改善でき、遠慮せず思い切り笑えるようになります。
出っ歯・受け口・口ゴボの状態では、しゃべったときに歯が突出して見えてしまい、横顔に大きな影響が生じます。人前で話すことが苦手になる人も少なくありません。歯科矯正を行うことで見た目を改善し、自信を持って人前でしゃべれるようになるでしょう。
横顔を気にして口を大きく開かないまましゃべっていると、声がこもったり滑舌が悪くなったりして、何を話しているのか他人に伝わりにくくなる恐れもあります。横顔のコンプレックスをなくしてしまえば、他人からの視線を感じたとしても大きく口を開いて発言でき、明るくハキハキとした好印象を与えられるでしょう。
歯科矯正は平面的な歯並びの改善のみならず、奥行きまでも理想的な状態へと変化させられる治療です。横顔の美しさを決めるうえで大きな要素となる「Eライン」の改善も目指せます。口を閉じているときや食事をしているとき、しゃべっているときなどにも自分に自信を持てるため、日常生活をより楽しく過ごせるでしょう。
目白歯科矯正歯科は、マウスピース型矯正装置(インビザライン ※薬機法対象外)に特化した矯正歯科専門のクリニックです。矯正治療の経験を長年積んだスタッフが一人ひとりに合った治療を行います。裏側矯正などにも対応でき、ご希望に沿った最適な治療方針を立てられるため、横顔にコンプレックスをお持ちの方はぜひご相談ください。
監修:山澤 秀彦 (やまさわ ひでひこ)目白歯科矯正歯科/院長