2025/12/01
矯正治療で起こる顔立ちの変化〜ビフォーアフターの真実
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お子様の歯並びが気になる親御様は多いのではないでしょうか。
「矯正治療はいつから始めるべきなのか」「早すぎると負担にならないか」「どんなメリットがあるのか」・・・こうした疑問をお持ちの方も少なくありません。小児矯正は、お子様の成長期だからこそ得られる大きなメリットがあり、適切な時期に開始することで将来の歯並びや噛み合わせを健全に導くことができます。
今回は、東京医科歯科大学歯学部を卒業し、矯正歯科を専門に経験を重ねてきた私が、小児矯正の最適な開始時期と6つのメリットについて詳しく解説します。
小児矯正の開始時期は、お子様の歯並びや顎の成長状態によって異なります。
一般的な目安としては、永久歯の前歯が生え揃う7〜8歳頃が適切とされています。この時期は、乳歯から永久歯への生え変わりが始まり、顎の成長も活発になるため、矯正治療の効果を最大限に引き出すことができるのです。
乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」は、小児矯正において非常に重要な時期です。この時期に治療を開始することで、顎の成長を利用しながら歯が並ぶスペースを確保できます。顎の骨がまだ軟らかく、成長過程にあるため、無理なく歯列を整えることが可能なのです。
当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)を用いた小児矯正にも対応しており、技術の進歩により6〜10歳前後のお子様にも適用できるようになりました。
小児矯正の開始時期には個人差が大きいことを理解しておく必要があります。
「出っ歯」「受け口」「歯が重なって生えている」など、歯並びの状態はお子様によってさまざまです。状況によって治療方法が異なるため、一概に「この時期から始めなければならない」とは言えません。早い段階で歯科医師に相談し、定期的に受診できる矯正歯科を見つけることが大切です。
私は「患者様は、自分の家族だと思って治療をおこなう」をモットーに、お子様一人ひとりの成長段階に合わせた最適な治療プランをご提案しています。
小児矯正には、成長期だからこそ得られる特別なメリットがあります。
大人になってから矯正治療を行う場合と比較して、治療期間の短縮や費用の軽減、さらには抜歯のリスク低減など、多くの利点があるのです。ここでは、小児矯正の代表的な6つのメリットについて詳しく解説します。
小児矯正の最大のメリットは、顎の成長を治療に利用できることです。
成長期に顎を広げることで、永久歯が並ぶための十分なスペースを作ることができます。骨が軟らかい時期であるため、同程度歯を動かす場合でも、大人に比べて歯が動きやすく、痛みが少なく治療期間が短くて済むのです。当院では、CTなどの先端機器を導入し、診療・治療の精度を高めています。
大人の矯正治療では、顎の幅を広げることが難しいため、歯が内側や外側に入り込んでいる場合、抜歯をする必要があることがあります。しかし、小児矯正では顎の成長を利用して顎を広げ、歯をアーチ状に綺麗に並べることができるため、抜歯が不要となることが多いのです。
永久歯を抜かずに矯正治療ができる可能性が広がることは、お子様の将来にとって大きなメリットと言えます。
歯並びが悪いと歯みがきが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
小児矯正により歯が整列すると、歯みがきがしやすくなり、口腔内を清潔に保ちやすくなるのです。また、定期的に矯正歯科を受診することによって、虫歯を早期に発見したり、ブラッシング指導によって正しい歯磨きの仕方を身につけることができます。当院では、矯正治療だけでなく虫歯治療や歯周病治療にも対応し、お口の総合医として幅広くサポートしています。
歯並びや顎の形は、発音や呼吸のしやすさにも関わります。特に口呼吸を続けると歯並びの乱れや睡眠の質低下につながる場合がありますが、矯正により正しい成長を促すことで改善が期待できます。
顎の成長が不十分だと、口呼吸や発音への影響が出る場合があるため、小児矯正で顎の位置を整えることで、これらのリスクを軽減できることがあるのです。
小児矯正を行うことで、大人になってから必要となる本格矯正の治療期間や費用を減らせる可能性があります。
第一期治療で土台を整えておくと、中学以降の本格矯正(第二期治療)が必要になった場合も、治療が短期間・簡単で済むケースが多くなるのです。同じ歯並びを治す場合を比較すると、大人に比べて矯正期間が短く費用も少なくて済むことが多いため、経済的な負担も軽減できます。
歯並びが整うことで口元に自信を持ちやすくなり、学校や友達との交流でも前向きになれるケースもあります。
お子様の自己肯定感を高め、健やかな成長をサポートすることは、矯正治療の大きな目的の一つです。当院では、目立たない矯正装置を使用しており、マウスピース型矯正装置は透明で目立たず、取り外し可能という特徴があります。治療中の見た目を気にするお子様にも配慮した治療を提供しています。
小児矯正には多くのメリットがありますが、治療を始める前に知っておくべき注意点もあります。
治療期間の長さ、お子様の協力度、費用面など、事前に理解しておくことで、より適切に治療を進めることができるのです。
小児矯正は顎の成長に合わせて行うため、治療が数年単位に及ぶことがあります。さらに、永久歯が生えそろった後の矯正(二期治療)が必要になるケースもあり、長期的な通院が前提になる点を理解しておく必要があります。
当院は目白駅から徒歩1分、池袋駅から徒歩13分という好立地にあり、平日は19時30分まで、土日祝日は18時まで診療を行っているため、通院しやすい環境を整えています。
取り外し式の装置は、装着時間を守らないと効果が十分に得られません。
食事や学校生活で外したままにしてしまうと治療が進まないことがあるため、お子様自身の協力度や家庭でのサポートが欠かせません。また、取り外しが可能な分、学校や外出先でマウスピースを紛失したり破損したりするリスクがあるため、管理方法にも注意が必要です。
小児矯正は第一段階として顎の成長を整える治療を行い、その後必要に応じて大人の矯正に進む場合があります。そのため、費用が分かれて発生する可能性があります。
当院では、明確な料金体系を設定しており、第1期小児矯正治療(唇側装置)385,000円(税込み)第2期小児矯正治療(唇側装置)275,000円(税込み)となっています。デンタルローンを利用した分割払いも可能ですので、お気軽にご相談ください。
私は東京医科歯科大学歯学部を卒業後、同大学院で歯学博士を取得し、矯正科で経験を積んできました。
日本矯正歯科学会をはじめ、日本舌側矯正歯科学会、日本歯科審美学会、日本顎関節学会に所属し、常に最新の知識と技術を研鑽しています。インビザライン症例数1,000を超える経験と技術を持ち合わせ、機能性と審美性を両立した矯正歯科治療を提供しています。
小児矯正では、お子様の成長段階や歯並びの状態に合わせた治療計画が重要です。
当院では、じっくりと丁寧な診察で治療計画を立案し、お子様と親御様に寄り添ったカウンセリングを行っています。「患者様は、自分の家族だと思って治療をおこなう」というモットーのもと、一人ひとりに最適な治療方法をご提案します。
当院では、世界基準の滅菌システムを導入し、安心・安全の滅菌対応を徹底しています。
また、CT・マイクロスコープなどの先端機器を導入し、診療・治療の精度を高めています。サロンのようにきれいな院内に、患者様のプライバシーに配慮したユニットを備え、お子様がリラックスして治療を受けられる環境を整えています。
小児矯正は、お子様の成長期だからこそ得られる大きなメリットがあります。
顎の成長を利用した治療が可能であり、抜歯のリスクを軽減し、虫歯や歯周病の予防にもつながります。さらに、発音や呼吸への影響を軽減し、将来の矯正治療の負担を軽減できる可能性があるのです。歯並びが整うことで、お子様の自己肯定感を高め、健やかな成長をサポートすることができます。
開始時期は一般的に7〜8歳頃が目安ですが、お子様の歯並びや顎の成長状態によって異なるため、早めに歯科医師に相談することが大切です。当院では、目白駅から徒歩1分という好立地で、平日19時30分まで、土日祝日も18時まで診療しており、通いやすい環境を整えています。
お子様の歯並びが気になる親御様は、ぜひ一度ご相談ください。詳細はこちら:目白歯科矯正歯科