出っ歯の歴史

出っ歯の歴史

出っ歯の歴史

こんにちは、衛生士の大澤です。

今回は出っ歯の歴史についてお話ししたいと思います。

 

出っ歯は人類学では「歯槽性突顎」といい、明治時代に西洋医学を教えに来日したドイツ人のベルツ博士は、日本人のほぼ3分の1が歯槽性突顎であることを党委の専門雑誌で報告しているそうです。

出刃包丁も「出歯包丁」からきているという説もあるくらい日本人は出っ歯が多かったようです。

 

しかし平成や令和では、出っ歯を目にすることが非常に少なくなっています。

おそらく、生活環境や食環境が変化することによって、骨格の特徴も歴史とともにかなり変わっているからなのでしょう。

 

原因は諸説あるそうです。

遺伝、癖、軟食、虫歯などが指摘されているそうですが、どれも的を射ているとは言い難いそうです。

しかし、骨格を調べたところ、口呼吸が原因かもしれないということがわかったそうです。

口呼吸の人はいつも口を開けているから、上あごに舌の圧力がかからず上あごの骨格が浅くなりやすく、歯列に頬の筋肉の力だけがかかって口が狭くなり、前に出やすくなった舌が歯を押すから出っ歯になりやすいと言われています。

 

いずれにしても、なぜ日本人に出っ歯が多かったのか、いまだその原因はわかっていないとのことです。

突顎 - Wikipedia

 

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