歯周病と糖尿病の関係

歯周病と糖尿病の関係

歯周病と糖尿病の関係

 

こんにちは、衛生士の大澤です🎶

 

今回は歯周病と糖尿病の関係性についてお話します

 

 

糖尿病が進むと、網膜や腎臓、神経などに障害が出ることを聞いたことがあるかたも多いでしょう。

 

これらは糖尿病の「合併症」と呼ばれるものです。

 

でも歯周病も”糖尿病の合併症なのか”というと、最近は「併存疾患」として捉えられるようになっています。

 

発症、進行するプロセスに共通する要因が多いと、お互いが関係しあうのです。

 

 

詳細は専門的になりますので割愛しますが、併存疾患同士は同じ方向を向いているので、良くなる時も悪くなる時も一緒という傾向があります。

 

また「糖尿病だと歯周病になりやすい」し、「歯周病だと糖尿病になりやすい」という双方向性の傾向もあります。

 

実際「糖尿病だと2.6倍歯周病になりやすい」という報告や、「歯周病だと2.27倍糖尿病になりやすい」という報告があり、数値に多少前後はあるものの同様の傾向が多数確認されています。

 

 

歯科から発信しているのは「歯周病の治療をすると糖尿病が改善する」という情報です。

 

糖尿病の治療を受けておられるかたはご存じのとおり、血糖のコントロール状態を見るときにヘモグロビンA1c(HbA1c)の値を参考にします。

 

このHbA1cの値が歯周病の治療をすることで0.4%ほど下がると言われています。これは「糖尿病の薬が1つ減る」レベルです。

 

 

歯周病の治療で歯ぐきが良くなるだけでなく、糖尿病も改善するというのは一挙両得ですね。

 

しかも糖尿病だけでなく、高血圧や動脈硬化、肥満なども歯ぐきと一緒に改善する可能性があります。

 

健康志向の一環としての歯周病治療をしてみませんか?

 

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