2024/11/17
片側噛みを続けると、顔がゆがむ!?
2021/02/14
こんにちは、歯科衛生士の浦沢です。
虫歯治療において「MI」という言葉があります。
これは、ミニマルインターベンションという言葉の略で、虫歯管理における最小の介入という意味です。
「虫歯の管理において、できるだけ歯を削らないためには、どのようにしたらよいか」が定められています。
(1)口腔内細菌叢の改善
(2)患者教育
(3)エナメル質および象牙質の非う窩性病変の再石灰化
(4)う窩性病変への最小の外科的介入
(5)不良修復物の修理
つまり…
歯磨きや歯科でのクリーニングによってお口の中の細菌を減らす、細菌叢を改善する
虫歯予防に関して情報をお伝えし、協力してもらう
虫歯ではない初期の病変(すっぱいもので歯が溶けかけてしまうなど)を回復させる
虫歯治療の時期を正しく見極める(例えば、とても小さい初期虫歯を治療する場合、健康な歯質まで削ってしまうリスクがあります。そのため定期健診で治療の必要性等も検討しています。)
合わなくなった古い修復物を修理する
この5項目です。
現在歯科の治療で使用されているコンポジットレジン(削ってその場で詰める材料)は接着精度が良く、削る必要のある虫歯でも、小さいものであれば最小限の切削量で治療を行えます。
一度虫歯になって穴が開いてしまったら、ご自身の治癒力では塞がらないので、治療を行うことになります。
虫歯になる前に虫歯予防を行うことと、できた虫歯に適切に対応することが大切ですね!
ぜひ定期健診へいらしてください!