2024/11/17
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2020/09/15
こんにちは、衛生士の大澤です。
みなさん、クリーニングに行かれた際に歯石がついてますと言われたり、ご自身で歯石がついてきたな~と思われたことあるかと思います。
しかし、何故歯石がつくのか考えたことはありますか?
今回は歯石が出来る仕組みとつきやすい場所のついてお話したいと思います。
まず初めに、歯垢(プラーク)とは細菌が歯の表面に付着・増殖したものです。
歯石は、歯垢と唾液中のミネラル分が結び付き石のように硬くなった(石灰化)ものです。
とりきれなかったプラークが2日ほどかけて硬くなったものなので、歯ブラシが普段当たっていないところにできます。
歯石はプラークが石のように硬くなってしまったものですので、今度は歯ブラシでは落とせなくなります。
歯石自体はプラークのように酸や毒素を出すということはないのですが、表面が荒れている為、細菌が付着・増殖しやすく、その菌が歯周病や口臭などの原因となりやすいのです。
歯磨きなどで歯石についている細菌を取ると言うのはできないので、歯石ごととる必要があります。
歯ブラシでは落とせないので、歯科医院で歯石除去をしなければなりません。
次に歯石がつきやすいところです。
歯石は唾液により石灰化するので、唾液腺の開口部の近くにつきやすく、
一番つきやすいのは舌下腺の近くである下の前歯の裏側です。
次に、耳下腺の近くである上の奥歯の表側もつきやすいです。
また、血液にも石灰化作用があり、出血しているところもできやすくなっています。
歯石を溜めない為に、丁寧にブラッシングをすることはもちろん、歯と歯の間もフロスや歯間ブラシなどを使用し、プラークを溜めないことが大切です。
また、定期的に歯科医院でのクリーニングを行うことも大切です。