鼻呼吸と口呼吸

鼻呼吸と口呼吸

鼻呼吸と口呼吸

 

こんにちは、衛生士の大澤です🍒

今回は口呼吸についてお話します。

みなさん寝ている間に自分が鼻呼吸をしているのか口呼吸をしているのかわかりますか?

実はお口の中にわかる手掛かりがあります。

 

まず口呼吸をしていると、特徴的な歯の着色が見られることがあります。

通常、コーヒーなどによる歯の着色は、歯の表面全体に色がつきます。

しかし、口呼吸をしていると、唇が開いて表に見えている歯の表面だけが乾き、部分的に歯石の膜ができます。

ここにコーヒーなどの色素がつくと、歯を磨いても取れない着色になります。

 

すなわち一部にだけ、それも空気が触れる先端部にだけ着色があるのは、口呼吸をしているサインなのです。

このほかにも、歯石の付き方や歯ぐきの腫れなどでも鼻呼吸か口呼吸かを見分けることができます。

 

日本人の8割は、自分では気づかずに口呼吸をしているといわれています。

 

口呼吸をすると、身体にいろいろな弊害が起こります。たとえば口腔内では、唾液が乾燥して口が乾き、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。

唾液には消化を助けたり、消毒効果などのほかに、発がん物質を抑えるという大事な役割もあります。

唇が荒れたり、口内炎ができやすくなるのも口呼吸の特徴です。

 

さらに口呼吸が続くと、喉の奥のリンパ組織が乾燥して、アレルギーや皮膚の病気を起こしやすくなります。

マウステーピングで口呼吸を予防すると、花粉症や鼻炎、アトピー性皮膚炎が改善するのは、このリンパ組織の乾燥が改善するためです。

 

また、マウステープを使うことによって、着色や歯石がつきにくくなるというメリットもあります。

 

起きているときに正しい鼻呼吸をするためには、舌の位置が大切です。

お口を閉じ唾をごっくんと飲み込むと、最後に舌が上顎に付きます。ここが舌の正しい位置なのです。

是非普段から意識してみてください。

 

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