2025/01/22
歯磨きは朝食前?朝食後?
こんにちは。歯科衛生士の浦沢です。
「最近ムセる」「よくイビキをかく」といったことはありませんか?
もしかしたら、お口やのどの筋肉が弱っているサインかもしれません。
ムセ
喉頭の入り口には声帯ヒダがありますが、この周辺に食べ物や水分が触れると脳へ「苦しい」という信号が送られます。
脳はその信号を受け、「異物が侵入しようとしているから危険」と認識し、咳を起こさせるように筋肉に指令を送り、一気に咳き込みます。これが「ムセ」です。
お口からのどの周りの筋肉が弱ってくると、物を飲み込むときに気管をふさぐ俊敏さが低下し、気管の方へ入ってしまいムセることがあります。
ムセがうまくできなくなったり、繰り返しムセを起こしていると、誤嚥性肺炎につながることもあります。
イビキ
お口の周りの筋力が低下すると、寝ている時に口蓋垂や軟口蓋、舌が垂れ下って、空気の通り道が狭くなることがあります。
空気の通り道が狭くなり、そこを空気が通過しようとすると、音が鳴ります。これが「イビキ」です。
これがひどくなって、空気の通り道が完全に塞がってしまうのが「睡眠時無呼吸」です。
舌や軟口蓋の筋力が低下していると、口が開きやすく、口呼吸にもなりやすいです。
唇を閉じるだけでもお口の周りの筋肉を使っているため、その状態を意識して保つことも大切です。
どちらもお口の周りの筋肉が関係しています。
お口も筋トレをしてみてください!
あいうべ体操
「あ」「い」「う」と大きく口を動かす
「べ」と舌を突き出す
1セット4秒前後のゆったりした動きで行う
1回10セット×3回を目標に行う
ぜひやってみてください!