2024/09/23
インプラントは何歳まで?
こんにちは歯科衛生士の鈴木です^_^
今回は歯の色についてお話しします!
まず歯の色は半透明です。もっとも外側にエナメル質があり、その内側には象牙質、神経があります。ですので私たちが目で見ている歯の色は、エナメル質の色と思うかもしれませんが、じつはエナメル質は白がかった半透明です。透けて見える象牙質を、歯の色として捉えています。
白色が本来の歯の色と思われがちですが、そんなことはありません。歯の色の見え方を左右する象牙質は、生まれつき黄色味を帯びています。エナメル質および象牙質の色には個人差があります。エナメル質の透明度が高かったり、象牙質の黄色が濃かったりすると、黄色味の強い歯として見えます。
むし歯などがない健康な歯であっても、象牙質は加齢とともに少しずつ黄色味が増し、さらにエナメル質の透明度も高まります。そのため年を重ねると、歯の色は以前より黄色っぽさが強く見えるようになります。
歯の色が変わるのはなぜでしょう?
歯の表面への着色は主にタバコや飲食物です。
特にカレー、コーヒー、緑茶など色の濃い飲食物を摂取することでその色素が付着します。
もう一つは歯の内部からの色の変化です。
⚪︎初期虫歯であると、エナメル質の表面に現れる最初の段階のむし歯です。エナメル質の透明度が損なわれて白色に変化します。
⚪︎進行した虫歯であると、むし歯は、エナメル質の内側にある象牙質で大きく広がることがあります。そうするとエナメル質が透けて、黒っぽく変色した象牙質が歯の色として見えます。
⚪︎ 詰め物や被せ物の材料によっては、長く使用していると境目に色素が沈着し、茶色い線となって見えることがあります。
⚪︎歯の詰め物や被せ物に使われる構脂(レジン)などは吸水するため、年数がたつと色が変化することがあります。
⚪︎生まれつき歯の表面に白い斑点(白斑)のあるかたがいます。初期の段階のむし歯ではありません。
⚪︎歯には神経(歯髄)がありますが、むし歯などで歯の神経を失うと、血液などの成分が象牙質に入りこみ、歯の色が暗く見えます。
⚪︎加齢にともないエナメル質の表面に細かい裂が生じることがあります。亀裂に飲食物の色素が染みこんで黄ばんで見えたりします。
歯の内部の色の変化に対しては、歯医者さんでしか対応できません。また、強固についた着色もセルフケアでは難しいこともあります。いつでも相談に来てください^_^