2025/03/05
むし歯に気をつけよう!
こんにちは^_^ 歯科衛生士の鈴木です!
今日は漢字から見えるお米の大切さについてお話しします^_^
「歯」という漢字には「米」が含まれています。「歯」は噛むために欠かせない器官であり、「米」は私たち日本人の主食です。両者が示す通り、噛むことと食べることには深い関わりがあることが感じられます。
しかし、現代では炭水化物抜きダイエットなど、「お米を食べると太る」という誤解が広がっています。ダイエットのためにご飯を控えたりする人も少なくありません。肥満の原因は本当にお米そのものでしょうか?かつて、日本人は今の2倍もの米を消費していました。肥満はむしろ少なかった時代です。問題なのは食べ方。お米をどのように食べているかが重要なのです。
☆米をよく噛もう☆
ここで注目したいのは「噛む」ことの役割です。米をよく噛むことで唾液が分泌され、消化酵素アミラーゼがデンプンを効率よく分解します。この過程は消化吸収を助け、満足感を高め、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。また、噛むことで脳が刺激され、認知症予防やストレス軽減にもつながります。
「歯」の中に隠れている「米」が示すように、歯の健康を守りながら日本の伝統食である米をよく噛んで食べることは、健康寿命の鍵です。丈夫な歯は一生の宝、財産。年齢の「齢」に「歯」があるのも、歯ほど体力、気力を含む健康度を表し、年齢を感じさせるものはないからです。
「歯」という漢字の上部は「止」。よい噛み合わせの歯はガッチリと止まって、しっかりと噛む力を発揮します。「歯」という生きるための道具をしっかり使い、よく噛んで食べることは歯の運動です。
毎食の歯の運動は、胃腸の消化促進や、がん予防に役立ちます。噛むことを意識し、「良食」を実践して、快適な人生を送りましょう!