2024/12/06
歯肉炎と歯周炎
こんにちは!歯科衛生士の浦沢です☺
今日は部分入れ歯ができるまでの工程についてお話します。
入れ歯の作成、調整には回数がかかるので、一般的なご来院回数もあわせて記します。
ご来院の回数や治療工程には症例によって差があります。
🌟来院1回目🌟
・診察と問診
・模型を作るための型取り
歯型を用いて模型を作り、入れ歯の設計、精密な型取りのための個人トレーを作ります
🌟来院2回目🌟
・治療計画の説明
入れ歯の設計や料金の目安、治療計画などを患者さんにご説明します
入れ歯を入れるために必要な前処置が必要な場合はその旨を説明します
納得いただけたら入れ歯づくりの開始です!
・必要に応じて前処置
残っている歯の形や角度、被せ物の形によっては、そのままでは入れ歯が入らないことがあります
その場合、歯を削ることがあります
入れ歯をスムーズに着脱できるようにするために必要な処置です
・精密な型取り
個人トレーを用いて精密な型取りをします
噛み合わせの記録も行います
入れ歯の設計指示書と歯型を歯科技工士の元に送り、入れ歯を作製します
この段階では、成形しやすいワックス(ろう)で土台を作ります
🌟来院3回目🌟
・完成前の入れ歯の装着と調整
入れ歯をつけてみて、見た目や装着感で気になるところがないかチェックします
調節すべき箇所を歯科医師が歯科技工士に伝えます
入れ歯を仕上げます
土台のワックスは硬いレジンに置き換えられます
🌟来院4回目🌟
・完成した入れ歯の装着と調整
出来上がった入れ歯を患者さんに装着してもらいます
痛みや不快なところがあれば調節します
留め具のきつさ・ゆるさを調整することもあります
🌟来院5回目以降🌟
・調節を繰り返す
実際に食事をしてみて気になったところなどを調整します
合わない状態のまま無理に使い続けると、歯ぐきが傷付いてしまいますので、あまり日数が経たないうちにお越しください
・メインテナンス
調整が済んだらメインテナンスに移行して、問題がないか定期的にチェックします
不具合がある場合はお知らせください
入れ歯は軟らかい粘膜(歯ぐき)の上に乗っていますので、時間が経つと歯ぐきとの接触具合が変化していきます。
その為、時間をおいて調整しないことには、体の一部のようにぴったりになりません。
調整を怠ると、痛かったりゆるい入れ歯になってしまいます。
部分入れ歯はこれだけの工程と手間をかけて作られています。
患者さんのお口に合うようになるまでにも調整に時間がかかります。
作った入れ歯はぜひ大切に使い続けてください!