歯周ポケット検査

歯周ポケット検査

歯周ポケット検査

こんにちは、衛生士の江戸です^ ^

今日はメインテナンスで行う検査の一つ、歯周ポケット検査についてお話ししたいと思います!

歯周病になると歯に付着していた歯茎が剥がれ、骨が痩せていきます。

骨のなくなり方はレントゲンで確認することができますが、歯茎がどれだけ剥がれているかまでは確認できません。

剥がれたところにできる歯周ポケットには、歯周病菌が歯石と一緒に住み着いています。ポケットが深ければ深いほど歯周病菌が増殖し骨も痩せてしまっているので、ポケットを測るのは歯周病検査の基本となります。

検査では細い棒、プローブという器具を隙間に挿入します。

どんなに健康であっても隙間はあるもので、1〜2㎜であれば正常、3㎜で軽い歯肉炎、4㎜以上で歯周病の進行を疑います。

しかし4㎜あっても炎症の兆候、出血を伴っていなければ異常とは言えないので、この歯周ポケット検査のみで診断を決めるわけではありません。

検査では同時に出血の有無や歯の動揺度、プローブに触れる歯石の量を確認していきます。

歯石が大量に付着しているとプローブが入らず正確な検査が行えないため、まずは歯石の除去を優先することもあります。

 

そして、前より1㎜深くなった!と単純に心配される患者様もおられますが、炎症を伴っていなければ誤差の範囲ですので、そんなに神経質にならなくても大丈夫ということも覚えておいてください^ ^

 

“検査で出血しない=安定の指標”としています。

出血するところを放置しているとどんどん悪くなるとは限りませんが、出血しないところは悪くなりにくいことはわかっています。

かといって全く出血しないことが理想というのも微妙なところです。

なぜなら全く出血しないことを求めるばかりに、歯を磨きすぎてしまう場合もあるからです。頑張りすぎた結果、歯茎に負担をかけすぎて歯茎が痩せてしまう原因になることもあるので、歯医者さんでの定期的なメインテナンスが重要となります。

様々な角度から診断し、皆様にとってより良い口腔内環境となるようにお手伝いさせていただきますので、3ヶ月に1度は定期的にメインテナンスをしていきましょう^ ^

 

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