歯磨剤

歯磨剤

歯科衛生士の江戸です!

ドラッグストアにズラーっと並ぶ歯磨剤、最近歯磨剤の選び方について聞かれることが多かったので、成分表見ても漢字だらけでわかりずらいですよね。ちょっとまとめてみたいと思います!

〈基本成分〉

・清掃剤(=研磨剤)→歯垢やステインの除去

・発泡剤→口の中に歯磨剤を拡散させる

・香味剤→香味の調和

・清涼剤→清涼感を出す

〈薬用成分〉

・殺菌剤→細菌の死滅

・歯質強化剤→耐酸性向上、再石灰化促進

・歯垢分解剤→歯垢の分解

・消炎剤→歯肉の炎症をやわらげる

・血行促進剤→歯肉の血行を良くする

・止血剤→出血しやすい状態の改善

・収れん剤→歯肉を引き締める

・細胞賦活剤→細胞を元気にする

・知覚鈍麻剤→過敏な神経を落ち着かせる

・象牙細管封鎖剤→過敏部位をコーティング

・ステイン除去剤→表面の色素をはがす

〈有効成分〉

・虫歯予防→殺菌剤、歯質強化剤、歯垢分解剤

・歯周病対策→殺菌剤、消炎剤、血行促進剤、止血剤、細胞賦活剤、収れん剤

・知覚過敏→知覚鈍麻剤、象牙細管封鎖剤

・美白→ステイン除去剤、歯質強化剤

・口臭対策→殺菌剤、消炎剤

・口腔乾燥→保湿剤

ご自身の気になる症状と照らし合わせて、歯磨剤選びの参考にしてみてください(^^)

余談になりますが、食後はすぐ磨く?それとも30分後?

悩ましいところです。

どちらも間違ってはいないと思います!

“食後3分以内、3分間、1日3回!”と聞いたことある方多いと思います。ただし近年の食品の変化や健康意識の高まりから、口にした食品によって注意する必要が出てきました。

以前に酸蝕症のお話をさせていただいたのですが、酸性の強い食品を摂取した直後、歯の表面は一時的に荒れています。この状態で歯ブラシを当てると、歯の表面が削れてしまうという危険が出てきます。この場合荒れた表面を唾液が中和して、ある程度回復してから磨いた方がいいということもあります。その目安は食後30分と言われています。

色々考えると、30分後の歯磨きが安心かもしれないですね^ ^

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