2025/07/01
親知らずは抜くべき??
こんにちは歯科衛生士の鈴木です^_^
今日は食と健康についてお話します。
海と山の幸が合わさった「鮮」
新鮮の「鮮」は、南方の海の幸を象徴する「魚」と、北方の山の幸を表す「羊」が組み合わさった漢字です。この「鮮」という漢字には、海と山の幸が融合して生まれる味わい深い物語が隠されています。異なる地域の食材が出会い、料理の新しいうま味を探求してきた歴史が込められていて、なかでもとくに注目したいのは「うま味」の存在です。
うま味の恩恵
中国語で「鮮味]とは「うま味」を意味し、海と山の出所が織りなす調和が新たな料理や味覚を生んだことを表しています。日本の和食でも、この「うま味」を最大限に活かした「出汁」が欠かせません。昆布に含まれるグルタミン酸とかつお節のイノシン酸を組み合わせると、相乗効果でうま味が7倍ほどに高まります。この「合わせ出汁」には、減塩や疲労回復など、さまざまな健康効果が認められています。とくに注目すべきはおロの中への効果です。
出汁のうま味成分には、唾液の分泌を促進する効果があります。これによりお口の中の乾燥を防ぎ、味覚を正常に保つことで、味覚障害の緩和に役立つとされています。さらに、唾液の分泌が増えることで、ドライマウス対策にもつながります。ドライマウスになる原因として、咀嚼時間や噛む回数の低下、ストレス、口呼吸、薬の副作用、喫運などがあげられます。これらをあらためるとともに、お料理に出汁を効かせてみましょう。かつお節や昆布の出汁を取り入れることで、お口の環境の改善が期待できます。
新鮮な食材を手にしたとき、「うま味」の力がお口や健康に与える恩恵を思い出しながら、丁寧に出汁を取った料理を楽しんでみてください。健康寿命を延ばす良食習慣の一歩です!
みなさんも意識してみてください^_^