よく噛む習慣をつけましょう!

よく噛む習慣をつけましょう!

よく噛む習慣をつけましょう!

こんにちは。歯科衛生士の鈴木です^_^

カミング30という言葉を聞いたことがありますか?

厚生労働省は一口 30回以上噛んで食事することを推奨していて、これはその標語です!

今回は、大人のよく噛むことの効果についてお話しします。

2017年に山本龍生先生(神奈川歯科大学)が報告した、要介護認定を受けていない65歳以上の 4425名を対象とした研究があります。

歯の数と入れ歯の使用状況などを調査したものです。

結果、年齢・所得や生活習慣などの影響を除いても、「歯が少なく入れ歯を使用していない人」は、120本以上歯がある人」と比較すると、認知症の発症リスクが1.85倍高くなりました。

一方、「歯が少なく入れ歯を使用する人」は、「20本以上歯がある人」と比べて認知症の発症リスクに差がありませんでした。

つまり、歯が少なくても入れ歯を使用していれば、認知症になるリスクを下げられる可能性があるのです。

「入れ歯を使用している」は、「よく噛んで食べられるお口」ということです。

噛めるお口を維持することや、入れ歯の使用は、とても大切だということです!

もう一つ大切なのが調理の工夫で咀嚼回数を増やすことです。

咀嚼する回数を自然に増やすことができる調理の工夫を紹介します。

食材は大きめに切り、加熱する食材は硬めにします。加熱せず食べられるものは、サラダなど生のほうがよりよいでしょう。切り干し大根、乾燥キクラゲ、乾燥シイタケなどの乾物は噛み応えのある食材です。水に戻す際は、時間を調整するとより噛む回数が増えます。これらを軟らかい料理に混ぜるのもひとつです。

しっかり噛むことは、食事への満足度アップにもつながります。あわせてしっかり噛むことは脳を活性化させて認知症予防にもなるので、皆さんをぜひ意識してみてください!^_^

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